い草の機能性について

北九州市立大学 助教授/農学博士
森田 洋 


目次

イグサが食べ物に!?


イグサの学名
イグサはJuncus effusus var. decipiensという学名であり,Juncus 属に分類される多年草の植物であります。イグサの仲間であるJuncus 属は実に約220種あり,これらは世界各地に自生しています。Juncus 属の作物は一般的に酸性土壌に比較的強い性質をもっています。
またJuncus 属は比較的湿度の高い地域で育ちやすいことから,日本,中国,東南アジアにおいて主に栽培されています。栽培されたJuncus 属は,敷物やモップとして世界中で利用されています。日本でもJuncus 属の植物で編んだ敷物を「畳」と呼び,柔道のマットや室内のカーペットとして,約1000年以上も前より使われています。イグサというのは実は異名で,正しい和名はイといいます。茎の中の芯は油をよく吸い上げる性質をもつために,昔は行灯の灯心として用いられていたそうです。このため別名,灯心草とも呼ばれていました。

イグサは薬草だった!
 イグサは畳としての歴史もありますが,実は薬草としての歴史も存在しているのです。多くの文献にはイグサは毒性がなく,利尿薬,消炎薬などの薬草としての効能があると記されています。これらをまとめますと次のようなことが書かれています。
1) 膀胱炎,尿道炎に1日10g程度煎じて飲用する。排尿痛があるときにはこれに同量の干柿を加えて煎服すると良い。むくみにも同様に煎じて服用すると良い。
2) 不眠症に良い。1日約20g服用すると良い。鎮静作用もある。
3) 切り傷,出血,打撲にイグサを噛み潰したものを塗布すると症状が改善される。
4)水腫の治療として,1回に1.5〜3 g服用すると良い。
5)乾燥させた茎を3〜4g煎じて飲むと利尿作用がある。
6)黒焼きは小児の夜泣きに効果がある。
 このようにイグサは昔,薬草として重宝されていたのです。考えてみれば,私たちはその薬草を敷物として用いていたことになるのです。

イグサは無農薬で栽培
食品用のイグサは苗を12月ごろに畑に植え付け,無農薬で一貫して栽培して,5月ごろにイグサが150 cm程度の丈にまで伸長したものを食品用として刈り取っています。イグサは灰汁が多い植物であることから,そのまま食べるよりも灰汁抜きすることにより,嗜好性を高めることができるのです。
具体的にどのようにイグサを食用粉末にしているかというと,まずイグサを2〜3分水煮処理します。水煮処理を長くすると,イグサの風味がなくなってしまいます。このため,2〜3分という時間が最も良いとされています。このときイグサの灰汁もいくらか取り除くことができます。また水煮処理をする意味はもう一つあり,それはイグサの作物自体の新緑色を消滅しにくくするためであります。イグサの新緑の色は放置するとなくなっていきます。これはイグサに含まれるクロロフィルという緑色の成分が分解されるためであります。これを防止するために刈り取ってすぐのイグサを数分間水煮処理することで,色落ちを遅らせることができるのであります。次に殺菌の目的でpH 2.7の酸性溶液をかけて,55℃で5〜6時間乾燥させます。これを粉砕機にかけてイグサを10μm程度にまで粉末化します。後でも述べますが,イグサは繊維質が非常に多い作物でありますので,粉砕しないでそのまま食用にすることはできません(繊維質が多くて食べることができません)。粉末化したイグサは,例えるならば抹茶のような爽やかな風味へと変化することができるのです。

イグサに大腸菌O157抗菌作用が!

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イグサのO157抗菌性試験
イグサが腸管出血性大腸菌O157に対して抗菌性を有しているかどうか調べてみました。大腸菌O157は増殖することによりベロ毒素という強力な毒素を生産して、私たち人間に悪い影響を与える微生物です。お年寄りや乳幼児、子供といった免疫力の低い人にとっては死に至る場合もある悪い微生物です。方法は簡単です。まず寒天と大腸菌O157を混ぜたものをシャーレに流し込んで固めます。固まった寒天の上に小さなろ紙を置いて,そこにイグサの抽出液を染み込ませます。これを30℃で12時間培養します。
すると寒天上にはたくさんの大腸菌O157が生育しました。しかしイグサの抽出液を染み込ませたろ紙のまわりだけ,大腸菌O157が生えなかったのです。つまりイグサは大腸菌O157に対して抗菌作用があったため,イグサに大腸菌O157が近づくことができなかったわけなのです。これによりイグサには大腸菌O157に対して抗菌性を有していたことが明らかとなりました。

O157以外にも様々な菌に抗菌作用が!
イグサは大腸菌O157ばかりではありません。O157以外の多くの食中毒細菌や腐敗細菌に対しても抗菌作用がありました。イグサはどのような微生物に対して抗菌性を発揮したかというと,サルモネラ菌(先進国で最も多く発症する食中毒菌),黄色ブドウ球菌(脱脂牛乳の食中毒事件で有名になった菌),大腸菌O26,O111(大腸菌O157と同じ腸管出血性大腸菌の仲間),枯草菌やミクロコッカス菌(ものを腐らせる細菌)でありました。だいたいどのぐらいのイグサの濃度で抗菌性を発揮したかというと(これを学問的にはこれをMIC濃度といいます),イグサ濃度 0.78〜100 μg/mlぐらいの範囲で抗菌性が認められました。
しかし全ての微生物に対してイグサは抗菌作用を有していた訳ではありません。腐敗細菌であるシュードモナス属菌や酵母,糸状菌(カビ)類に対しては抗菌性が認められませんでした。

イグサの抗菌性は熱に安定!
イグサの抗菌性がどの程度熱に強いかについて調べました。もしイグサの抗菌性が熱に弱かった場合,抗菌機能を発揮する形でイグサを調理・加工することができません。実験はイグサ抽出液を25℃,40℃,60℃,80℃,100℃にそれぞれ60分間保持した後に,抗菌性がどの程度残っているのか(残存活性)調べました。その結果,イグサは25〜100℃で60分間保持を行っても抗菌性の低下は認められませんでした。この結果より,食品の加工温度に対してもイグサの抗菌性は安定的に保持されることが明らかとなりました。

イグサの抗菌性はpHにも安定!
更にイグサの抗菌性が酸性やアルカリ性にどのぐらい強いのかについて調べました。実験はイグサ抽出液をpH 3,pH 4,pH 5,pH 6,pH7,pH8,pH9にそれぞれ調整して,温度による影響が出ないように 4℃で60分間保持しました。このまま抗菌性を測定しますとpHの影響が出てしまいますので,その後塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpH 6になるように調整しました。pH 6は中性と呼ばれる領域です。この溶液を使って,残存している抗菌活性を測定しました。その結果,イグサは酸性域で特に安定(中性領域に比べてほぼ100%の残存活性)であり,塩基性領域では比較的安定(中性領域に比べて90%の残存活性)でありました。

イグサの抗菌成分は腸まで達する!
イグサの抗菌性が酸性に強いということは大変大きなメリットがあります。なぜなら,もしイグサの抗菌性が酸性に弱かった場合,イグサを食べても胃の中の酸度で抗菌性が失われるからです。酸性に強いことで,イグサの抗菌成分は腸の中にまで効力を失われずに達することができるものと考えられます。
食中毒には大腸菌O157等の細菌性食中毒,食品に洗剤等の異物が混入する化学性食中毒,毒キノコ等の自然毒食中毒があります。とりわけ発生の多いのが細菌性食中毒で,全食中毒の約90%を占めています。細菌性食中毒には,食品中で生じた毒素を直接口に入れることにより発症する「毒素型」と体内に入った菌が腸内で爆発的に増殖する「感染型」,またセレウス食中毒のように感染型と毒素型の2パターンが認められている「混合型」というものもあります。毒素型(黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌等)は毒物を直接口に入れるために潜伏期間が短く,これに対して,感染型(サルモネラ菌,腸炎ビブリオ菌,病原性大腸菌等)は腸内で繁殖する時間が必要なために潜伏期間が長いのが特徴です。
毒素型の食中毒は毒物を直接口に入れることから,イグサを日常的に食べていても防ぎようがありません。しかし感染型の食中毒菌は腸内で繁殖するため,イグサを日常的に食べることで,例え食中毒細菌が腸内に侵入しても,その増殖を抑える働きがあるものと考えられます。つまりイグサは感染型食中毒の未然防止に効果があるのではと考えられるのです。

腸内細菌は殺さないイグサの抗菌作用!
しかし,イグサの抗菌作用がせっかく腸内まで達しても,腸内で生育している優良な腸内細菌にまで抗菌作用を発揮してしまったら意味がありません。そこで腸内における有用な細菌類(Bifidobacterium bifidium,Enterococcus faecalis ,Enterococcus faecium, Streptococcus bovis)についてもイグサの抗菌性を調べました。その結果,いずれの腸内細菌類においても抗菌性は認められませんでした。極端な言い方ですが,イグサは悪い菌に対して抗菌作用を発揮して,良い菌には発揮しないという傾向にあるのではないでしょうか。

イグサで活性酸素の消去

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活性酸素とは
酸素は我々ヒトにとって必要不可欠なものであります。しかし近年「活性酸素」の研究が進むにつれて、酸素の「毒性」が明らかになってきました。酸素というものは文字通り何でも物を酸化してしまうという働きがあります。鉄が錆びたり、切ったリンゴが黒くなるのも酸素が影響しています。活性酸素は酸素の約1500倍の酸化力を有しています。活性酸素が全て悪いのかというとそうではなく,少量の活性酸素は外部から体内に侵入してくる病原菌やウィルスを撃退してくれる免疫効果を発揮します。しかし体内に活性酸素が多く蓄積されてしまうと,正常な細胞まで傷つけ、ガンを引き起こしたり,過酸化脂質をつくり動脈硬化を引き起こしたり、他にも糖尿病、老化(しわ,白内障,関節炎など),アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患など様々な病気を引き起こすことで知られています。疾患の約90%は活性酸素が原因とさえ言われている危険な物質であるのです。

どのような人が活性酸素を蓄積されやすいか?
活性酸素には過酸化水素,ヒドロキシラジカル,スーパーオキサイドラジカル,一重項酸素などがあります。この中でもスーパーオキサイドラジカルは酸素呼吸で得た酸素の約2%がスーパーオキサイドラジカルに変化して,24時間休むことなく1日中大量に発生していることから問題視されています。
活性酸素は体内に溜まりやすい人は以下のタイプであると考えられています。
1)食品添加物の多く含まれた食品を食べている(食品添加物は肝臓で解毒される際に活性酸素を発生する)。
2)酒を良く飲む(アルコールが肝臓で解毒される際に活性酸素を発生する)。
3)酸化した油を摂る(酸化した油も肝臓で解毒される際に活性酸素を発生させる)。
4)タバコを吸う(タバコの煙の中に活性酸素が含まれている)。
5)激しいスポーツをする(呼吸量が増えると多くの酸素を必要とするために活性酸素を発生させる)。
6)日焼けする(紫外線は身体の表面を通り抜け,活性酸素を発生させる)。
7)ストレスを感じることが多い(強いストレスを感じると副腎皮質ホルモンが分泌させる。このホルモンが分泌され,分解される過程で活性酸素が発生する)。
8)空気が汚れた環境で生活している(空気を汚している有害物質も肝臓で解毒される際に活性酸素を発生させる)。
しかしこれらは現代生活において避けては通れないものばかりであり、日常生活の中から活性酸素が発生しないようにするには困難であります。そこで体内に蓄積した活性酸素を消去する食品を日常的に食べることが必要であると考えられています。

イグサの活性酸素消去能は絶大
この活性酸素の消去にイグサがきわめて有効であることが明らかとなりました。ESR法を用いて、イグサのスーパーオキサイドの消去活性を測定した結果,イグサ(生)は4200単位/gのSOD様活性を有していました。また青汁の原材料として知られているケール(生)のSOD様活性を測定した結果,880単位/gでありました。他にも小麦胚芽(生)が4900単位/g,ゴボウ(生),モロヘイヤ(生),パパイヤ(生)が400~500単位/g,ピーマン(生),パセリ(生),ニラ(生),ホウレンソウ(生)が150〜300単位/g,トマト(生),サツマイモ(生),シシトウ(生),ゴマ(乾燥)が30〜100単位/gでありました。

こんなに含まれているイグサの食物繊維

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あらゆる食品の中でも最も多い食物繊維
イグサの一般的な化学組成について調べました。イグサは無水物換算(水分がない状態での組成)でタンパク質が18.9%,脂肪が0.6%,糖質11.0%,食物繊維63.0%,灰分6.5%であり,カロリー(平成8年厚生省告示第126号によるエネルギー換算)は125 kcal/100 g-無水物でありました。イグサのビタミン類,ミネラル類の結果も表に併記しておりますが,イグサはビタミン,ミネラルに富んだ健康野菜であります。
イグサの成分の中で特筆されることは,食物繊維の量が多いことであります。イグサは食物繊維が無水物換算で100gあたり63gもの量を占めています。イグサの63%は食物繊維なのです。これは様々な農作物と比較した場合に非常に高い値であるということができます。代表的な農作物の食物繊維量を示しますと,モロヘイヤ,ゴボウ,ケール,パセリ,シシトウは無水物換算で40%程度,ピーマン,ホウレンソウ,ニラは25~35%程度,小麦胚芽,ゴマ,トマト,サツマイモ,パパイヤは5〜20%程度の食物繊維含有率であります。これらの結果と比べるとイグサの食物繊維の量は,農作物の中で最も高いものと考えられます。

食物繊維の効用
食物繊維は多くの効能を有していることが既に明らかになっています。
1)肥満防止作用
食物繊維は食物の咀嚼回数を増加させることで,唾液や胃液の分泌を促すため,結果的に食塊の容量を大きくします。つまり食物繊維を食べると満腹感を感じやすく,食物の過剰摂取を防ぐことができるのです。
2)コレステロール上昇抑制作用
食物繊維は血中のコレステロール上昇を抑えることで知られています。食物繊維には不溶性の食物繊維と水溶性の食物繊維とがありますが,コレステロール上昇抑制作用には水溶性の食物繊維が有効であるといわれています。
3)血糖値上昇抑制作用
水溶性の食物繊維は高い粘性(粘り気)を有しているため,十二指腸や空腸の内容物の拡散速度と移動速度を遅くするのです。このためブドウ糖の吸収を緩慢にして,血糖値を下げる働きがあります。
4)大腸ガンの発生抑制作用
不溶性の食物繊維は結腸や直腸で便の容積を大きくすることから,排便を促進させます。その結果,発ガン物質の腸内での濃度を下げ,発ガン物質が腸内と接触する時間を短くすることで,大腸ガンの発生を抑制するのです。
5)有害物質の除去作用
食物繊維を食べると,有害物質の毒性軽減に役立つことが明らかにされています。つまり食物繊維には体内の悪い物質を吸着させて,外に出してくれる効果があるのです。食物繊維を食べることで体内のダイオキシンを排出することができるという報告もあります。

イグサ効能の総結集「いぐさ青汁」

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効能を発揮するにはイグサのたくさん入った食品を食べることが大切
現在,イグサの産地である熊本では,イグサのお茶,イグサまんじゅうの他にも,イグサアイスクリーム,イグサ胡麻ふりかけ,イグサそうめん,イグサうどん,イグサあめ,イグサこんにゃく,イグサ豆菓子などたくさんの商品を製造,販売しています。これらの食品はイグサを天然の健康素材として見直し,さらにはイグサが食べても健康,敷いても健康である作物であることを消費者にアピールするための重要なコンテンツとなりうるものであります。しかし,これらの食品にはせいぜいイグサを入れたとしても数%の量しか入れることができず,イグサの機能性を充分に発揮するためには,やはりイグサのたくさん入った食品を作る必要があると考えられます。

イグサ青汁 〜King of イグサ健康食品〜
このような点からも高濃度のイグサを食品に添加したもの,つまりイグサの機能性を効果的に発揮することができる健康食品を作る必要があるのであります。そこで筆者は熊本市内にある王樹製薬の志水由紀氏らと「いぐさ青汁」を共同開発しました。従来のイグサ食品から,一歩踏み込んで,イグサを高濃度で添加して,より一層健康食品色を強めました商品であります。い草を高濃度で添加していることから,イグサ青汁が普及すると,低迷しているイグサ生産量の増大にも直接的につながるものと考えています。まさにイグサの産地,熊本を救う商品といえるでしょう。

元祖青汁にも負けていないイグサ青汁
一般的に「青汁」といわれているものの原材料はケールという作物です。イグサはこのケールに比べて,優れた機能性を有しているのです。例えば,活性酸素の消去能はケールが880単位/gなのに対し,イグサの消去能は4200単位/gと断然に高いのです。また食物繊維量もケールが55%に対し,イグサは63%であります。更にビタミンAにおいてもケールが1650 IUに対して,イグサは3650 IUであります。イグサはケールに比べて栄養性,機能性の点で優れた部分が多いことから,このイグサ青汁は今までの青汁に負けずと劣らない健康食品として,広く普及していくのではないかと期待しています。

イグサの良さは排出機能の高さ
 イグサの良さは新陳代謝を活発にし,有害な物質を速やかに排出してくれるところにあります。イグサは食物繊維が豊富に含まれています。このためイグサを日常的に食べていると便通が良くなります。イグサには有害物質を吸着してくれる作用がありますから,もし環境ホルモンやダイオキシンや発ガン性物質を含んだ食品を口の中に入れてしまっても,速やかに便となって排出してくれるのであります。
 またイグサは古い文献にもあるように利尿作用が高いのが効能として挙げられています。確かにイグサの食品を食べるとお手洗いが近くなります。イグサは便通だけではなく,尿からも速やかに有害物質を排出してくれる機能を持っているのであります。
 現代医学は疾患にかかった時,また疾患を予防するために,薬を体内に投与するばかりで,いかに悪い物質を体外に出したら良いかということを考えていないように感じています。イグサの良さは排出機能の高さにあります。悪い物質を外に追い出し,その上で目的の薬を投与すれば,疾患もより改善される気がしてなりません。
い草栽培の歴史は約600年といわれています。およそ600年もの間、日本人の生活において生き残りつづけた作物には、まだまだ我々の知らない、未知なる魅力がきっとあると信じています。


筆者紹介

森田  洋 (農学博士)
       北九州市立大学国際環境工学部講師
       市民団体「次世代のためにがんばろ会」顧問

1970年9月20日 名古屋生まれ,奈良育ち
1999年3月 九州大学大学院農学研究科博士課程修了
1999年4月 国立八代工業高等専門学校生物工学科助手
2001年4月 北九州市立大学国際環境工学部講師 
現在に至る

専門分野;生物資源工学,食品工学,発酵工学
現在の研究課題;
イグサの新規用途開発に関する研究,
     カキ殻によるバイオレメディエーションに関する研究,
     畜産・農産廃棄物のバイオ処理に関する研究,
     高菜の機能性に関する研究

詳しい内容は
王樹製薬より「森田 洋 著 驚くべきイグサの機能性 〜敷いても健康,食べても健康〜」
税込1600円が

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